Q) 家族から歯ぎしりを指摘されました。疲れやストレスのせいかと思っていますが、歯科受診は必要でしょうか?
A) 歯ぎしりは、口腔悪習癖です。つまり病気ではありません。歯ぎしりをすることによってストレスを解消できることもわかっております。
しかし歯のことを考えると、あまりいいことではありません。
歯ぎしりをすることにより、歯が摩耗し、歯がしみたり、歯ぐきが後退したり、歯がぐらついたり、歯が折れたり欠けたりすることもあります。
実はこれを、咬合性外傷を言います。 咬合性外傷は、歯周病を引き起こす原因の1つです。他にも、肩こり、偏頭痛、顎関節症などの症状がでる場合もあります。
また日中に歯を噛みしめている方は、夜間に歯ぎしりをすることが多いことも言われております。
歯ぎしりは、疲れやストレスから起こるものだと言われますが、ひどくなると前記したようなことがおこります。
習癖の1つなので、治ることは難しいのですが対処法にはいくつかあります。
寝る前に、歯ぎしりをしないように自己暗示をかけたり、ナイトガードというマースピースを装着することで対処することができます。
多くの方が、症状が出ないと歯科医院に行きませんが、歯や他の部位に症状が出ないうちに、是非歯科医院でご相談してみて下さい。
2017年4月26日 (水)
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