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明けましておめでとうございます☀
そして初めまして!歯科衛生士の長です。
新年を迎えたのにまだマスクとは離れられないですね。
そこで今回は、withコロナに欠かせないマスク生活の中でのお口の中についてのお話をしたいと思います。
一日中マスクをずーっとつけているとお口の中はどうなっているのでしょうか。
もしかしたらあまり変化がないと感じる人もいるかもしれません。
しかし、人と会う機会が減っている上にマスクをしていることで「会話の機会が減る」、「表情の変化が少なくなる」、「飲み物をあまり飲まなくなる」と意外な変化があるのです。
そういった変化でお口の中はどうなっているでしょう?
ご自身で気づかないうちにお口の中は、水分がなくなりカラカラに干からびているのです!
水分が奪われたお口の中は、唾液(つば)が減少していて、これにより虫歯になるリスクが上がってしまっています。
これは、唾液には様々な作用があるからです。
<唾液の作用>
1.消化作用
アミラーゼという酵素があり、でんぷんを分解します。
2.潤滑作用・保護作用
歯などの固いものが、頬などの柔らかい部分に当たって傷がつくのを防いでいます。
3.緩衝作用
食べ物を食べた後にできるプラーク(歯垢)からミュータンス菌がつくられ、酸を出してお口の中を酸性の状態にしてしまいます。この状態をもとの中性に戻すために唾液の中の重炭酸塩イオンが働いています。
4.再石灰化作用
ミュータンス菌により酸性の状態になると歯の表面のミネラルが溶け出してしまいます。そこへ唾液の中のカルシウムイオンやリン酸イオンが働き、エナメル質の結晶を作り、溶け出した部分をカバーしています。
5.抗菌作用
唾液の中には、リゾチーム、ラクトフェリン、IgAなどといった物質が含まれています。その中でもIgAというものは免疫の働きをしています。お口の中でウイルスなどの異物を見つけると粘膜への付着を防いでいます。
6.洗浄作用
食べかすや細菌を洗い流している作用です。
お口が乾燥したカラカラの状態だとこんなにのたくさんの作用が失われてしまっています。虫歯になりやすくなるだけではなく、口臭なども気になるかもしれません。
対策として…
→・こまめに水分を補給する・マスクをしていても表情を豊かに動かす
・お家でよくしゃべる・唾液マッサージをする
・キシリトール入りのガムやタブレットを食べる
これらを上手に活用して、コロナも虫歯も防いでいきましょう!
2021年1月6日 (水)
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