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こんにちは。山田歯科成瀬クリニック歯科助手の沖田です。
今回は二次カリエスについてお話しさせていただきます。
二次カリエスとは以前虫歯で治療をしたところが再度虫歯になってしまうことをいいます。
「カリエス(caries)」とは英語で虫歯という意味です。
歯医者でよく「C」といっているのはカリエスの頭文字を取っていて虫歯の略語となっています。
虫歯で治療をすると白いプラスチックの樹脂のようなものや、被せ物ををいれますよね。
二次カリエスはこの詰め物や被せ物の隙間から虫歯菌が入り込んでしまい虫歯になってしまうのです。
一度、虫歯になってしまうと歯の外側の一番硬い部分のエナメル質という部分が無くなってしまいます。
通常、エナメル質はとても硬く丈夫なので虫歯ができても穴が開くまでに時間がかかります。しかし虫歯になってしまい一度治療した箇所はエナメル質がなくなってしまいます。
エナメル質の中にある象牙質はエナメル質と違ってとても軟らかく、虫歯になってしまうと進行は早い部分となります。
この時に痛みを有する場合もあれば痛みがでない場合もあります。
痛みがある場合は二次カリエスの進行に気づくことができるのですが痛みがない場合は進行に気づかず、どんどんと歯が溶けてしまい歯の根っこの先にある骨の内部まで菌が入りこんで骨を溶かしてしまうのです。
虫歯で穴が開いていると、体の内部である象牙質や歯髄が剝き出しになっていて菌が入りこんでしまう状態になっています。
では、リスクを避けるためにできることは何か、二次虫歯になってしまう原因はなんでしょうか?
①被せ物の劣化
詰め物や被せ物をするとどうしても歯と詰め物の間に隙間ができてしまいます。保険適用の素材は劣化もしやすいため、虫歯菌が入りやすく虫歯のリスクも高くなってしまいます。
②ホームケア
普段のお手入れの状況によっても虫歯のリスクは変化します。
毎日の歯磨きはしっかりとできているでしょうか?
しっかりと磨けていないとそこに歯垢【プラーク】がたまり虫歯菌が増殖してしまいます。
そこから細菌が増殖してしまい、虫歯のリスクを引き上げてしまいます。
③間食
お仕事の合間やお勉強の間など小腹が空いたとき、ついつい甘い物に手が行きがちですよね。
だらだらと食べることを続けてしまうとどうしてもお口の中の酸化が進んでしまいます。
時間を決めて食べる、食べたら歯を磨く、口をゆすぐなどの工夫をしましょう。
以上の事から歯科医院での定期的なメンテナンスはとても大事になってきます。
ご自身の歯を健康に保ち体の健康も守りましょう。
2021年11月6日 (土)
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