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喫煙と歯周病の関係

2021年9月18日 (土)

カテゴリー: 未分類

こんにちは。山田歯科の歯科衛生士、瀧川です。

今回は、煙草と歯周病の関連についてお話していこうと思います。タバコと歯周病の関連について、なんとなく歯周病に悪い気はするけれど、実際どう悪いのかわからないという方が多いのではないかと思います。

山田歯科では歯周病治療を希望されている喫煙者の方には全員に「禁煙しないと歯周病は治りません」とお話させていただいています。もちろん、煙草だけはやめられない、という方や、煙草は続けて、でも歯周病は治したい、という方もいらっしゃいます。ですがせっかく歯周病に気づき、お時間を割いて当院に通ってくださるなら、最善の治療を行いたいのです。なせ、歯周病治療には禁煙が必要なのかを解説します。

 

喫煙者は歯周病にかかりやすい!

タバコには三大有害物質(ニコチン、タール、一酸化炭素)をはじめとして4千種類以上の化学物質、二百種類以上の有害物質、五十種類以上の発がん物質が含まれています。

喫煙者は、がん、心臓病、脳卒中、肺気腫、喘息、歯周病などの病気になりやすく、かつ進行が早いことが知られています。

喫煙は歯周組織(骨や歯肉)を激しく破壊し、喫煙者は非喫煙者に比べ2~8倍歯周病にかかりやすくなります。このような喫煙に起因したケーズは「喫煙関連歯周炎」と分類され、その治癒には禁煙が必須となります。

 

喫煙は歯周組織にどのような影響を与えるのか?

喫煙者ではニコチンの強力な血管収縮作用や一酸化炭素の粗粒子の作用により、歯肉が炎症を起こしても出血が抑えられ、表面が硬くゴツゴツした状態になってしまいます。その結果、本来の初期症状が隠されてしまい、気が付かないうちに重篤な状態へと進行してしまいます。

また、血管収縮作用による血流低下や、一酸化炭素とヘモグロビンの結合による体内の酸素不足により、必要な栄養分(ビタミンC)や酸素が歯肉まで十分に供給されず、口腔内の諸組織が栄養失調状態になってしまいます。さらに、喫煙者では唾液の分泌量が低下するため、細菌の繁殖を抑えづらくなり、歯垢や歯石が増えてしまいます。このような作用により、喫煙者は歯周病にかかりやすく、かつ治りも悪くなってしまうのです。

喫煙により、歯のまわりの歯周組織はもつ「病原菌の攻撃に対抗する力」が弱くなることが知られています。生まれつきもつ細菌などの外敵侵入に抵抗するための免疫力が、ニコチンはその機能に異常を引き起こし、病原菌が暴れ回り、歯を支える大切な歯周組織が破壊されるのを許してしまうのです。

つまり、喫煙者はあらゆる病気にかかりやすく、また既に病気にかかっている場合は、免疫力が衰えているために症状が重症になるのです。とりわけヘビースモーカーの歯周病患者では、歯の周りの骨の吸収が著しく、失われる歯の本数も多くなります。

また、比較的出血の少ない非外科的療法や、外科手術、再生療法などいずれにおいても喫煙者は治りが悪いことがわかっています。

 

禁煙により歯周病は改善する?

禁煙の効果は非常に迅速で、歯肉の血流は数日~数週間で回復します。また、禁煙後に歯肉が腫れたり赤くなったりすることがありますが、それは煙草の影響で隠されていた本来の症状が現れたためです。禁煙は歯周病の予防・治療のもっとも有効な対策のひとつです。過去に重度の喫煙歴がある方でも、禁煙をすると確実に歯周病のリスクは低下し、全ての治療法においてその治癒効果が上がり始めます。

 

山田歯科では歯周病改善を目的とする禁煙の相談も受け付けております。禁煙にチャレンジすることは、歯周病のみならず様々な全身疾患のためにも非常に重要です。お口の健康からはじまり「体」の健康回復、維持のためにも、一日も早い禁煙をおすすめします。

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