2月の13日は、当院の近隣の健ナビ薬局で健康セミナーを行ってきました。
テーマと糖尿病です。
私は、歯周病専門医ということで、糖尿病と歯周病についてお話しをさせていただきました。
健ナビ薬局さんは管理栄養士の西村さんが糖尿病予防の基礎ということで食事のポイントについて講演されました。
2012年の調べで、糖尿病は予備軍を含め全国で2050万人いると言われております。
糖尿病で一番怖いのが、合併症です。
①網膜症
②腎症
③神経症
④脳血管障害
⑤動脈硬化性疾患(心筋梗塞など)
⑥歯周病
⑦認知症 です。
糖尿病一つの病気になるとこれだけの病気がついてくるとゾットしますね。
しかし糖尿病は生活習慣病で誰でもなってしまう可能性があります。
歯周病もまた生活習慣病で成人越えた国民の8割が罹患しているとも言われております。
そんな2つの病気は、すごく密接な関係がります。
糖尿病になると、歯周病に罹患するリスクは跳ね上がります。歯周病に罹患しても同じように糖尿病の罹患リスクが高くなります。
これは、歯周病原細菌の出すエンドトキシンによって分泌される炎症性サイトカインが、インスリン抵抗性を示すからです。
インスリンは、血糖値を下げるホルモンです。
そのホルモンの機能が低下してしまうことで、血糖値が下がらず糖尿病になってしまうのです。
では、糖尿病の人が歯周病を治療すると、糖化ヘモグロビン(Hba1c)はどのぐらい下がるのでしょうか?
最近の文献では、糖尿病の治療に加え歯周病の治療を行うことでHba1c が0.36%改善すると言われております。
糖尿病の方はもちろん、予備軍の方は糖尿病になる前に歯周病のチェックをされることがおすすめです。
食事をいつまでもおいしく食べるれることは、本当に幸せなことです。
皆様がいつまでも健康でいられるためのサポートをこれからも、地域を通じてこれかも行って行きたいと思っております。□【080健ナビ成瀬】健康相談会 20160213
2016年2月16日 (火)
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