2016年3月12日 (土) 08:30
不定愁訴とは、「頭が痛い」「よく眠れない」などなんとなく体調の悪いという自覚症状を訴えるが、検査しても原因となる病気が見つからない状態を指す。患者さんからの訴え(主訴)は強いが主観的で多岐にわたり、客観的所見に乏しいのが特徴。歯科では、特定のできない歯痛、顎の痛み、口臭などがあります。もちろんそこに原因があれば治療できるのですが、原因が特定できない場合は治療は非常に難しいものとなります。そのほとんどが自律神経のバランスがぐずれてしまうことから生じていると考えます。
そのような場合の治療は、向精神薬、精神安定剤などの薬物による
ものが中心となります。
では薬物を使用しないで、バランスがくずれてしまった自律神経をどのようにして回復できるでしょうか?自律神経は、不随意神経系(自己制御できない)で内臓諸臓器の機能を調整しています。しかしこの中で自分で唯一コントロールできるものがあります。それは。呼吸です。
自律神経のバランスを整えるには、呼吸を整えることです。呼吸を整える体操、ヨガ、太極拳などが効果があると言われております。
また自律神経のバランスを崩している方は、睡眠が十分とれていません。最近では、インターネットの普及によりスマホやタブレットなどをやりすぎで睡眠障害の方が非常に多いです。生活リズムがくずれると起床時間が遅くなり日光にも浴びる機会が減ります。早朝にしっかり日光を浴びることは、体内時計を調整し、自律神経のバランスを整えてくれます。
原因のわからない症状が出始めたときは、まずは睡眠をしっかりとり、呼吸を整え、しっかり太陽にあたることがバランスを整える基本だと思います。
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