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こんにちは。歯科助手の金丸です。
今回のブログは唾液についてのお話です。
【歯を守る主役-唾液】
ミュータンス菌が虫歯をつくる主役ならば、唾液は歯を守る主役です✩
唾液は、口の中の粘膜を湿らせ、消化を助け、食べ物を食べやすくして、食べかすを流してくれます。
細菌が増えるのを抑えたり、歯垢の中の酸を中和させる大事な働きがあります。
唾液1ミリリットルの中には、さまざまな種類の細菌が7~8億も含まれています。
私たちは口の中を唾液で洗って飲み込み、口の中の細菌の量を調整しているのです。
また唾液の中にはたくさんの抗菌物質が含まれています。
犬などの動物はケガをしたときに傷口をなめますが、これはこの抗菌物質を利用しているのです。
唾液の量が少ない人の場合には、唾液のもっているたくさんの働きが全て低下しています。
お年寄りの方には、口の乾燥感を訴える方が少なくありません。
ただ『本人が乾燥感を感じること』と『唾液の減少』は必ずしも一致しません。
パンなどの乾燥した食べ物が飲み込めない、夜中に起きて水分を口にするなどの自覚症状が
口腔乾燥の目印です。
唾液が実際に少なくなると、『味が変わる』『発音がしにくい』『口が臭う』など
いろいろな不快感を感じます。
さらに粘膜の炎症を起こしたり、当然虫歯のリスクも高くなります。
口腔乾燥の対処法として
✩お口の中を保湿する(専用のマウススプレーで保湿します)
✩噛むことで唾液の分泌を促す
(ガムなどをかんだり、食事の際は水分をしっかり取り噛む回数を増やすよう心がけるなど)
✩舌の運動や唾液腺のマッサージをする
などがあります。
医院の待合室に口腔乾燥の対処法や、その他様々なチラシが置いてあります。
来院した際はぜひ見てみてください。
2019年7月24日 (水)
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