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ご無沙汰しています。歯科衛生士の中瀬です。
ようやく秋らしくなりましたが、お元気ですか?
今年の夏は、今までに体験した事が無いくらいの暑さ、そしてこの秋は、台風と悩まされてます。体調管理も大変ですね。
以前、嶋田先生が投稿されていましたが、虫歯、歯周病も天候で症状が悪化される方もおられます。
しっかりとした口腔ケアして予防したいものです。
さて、治療に来られる患者様の中には、「最近、食事でむせる」「固いものが、噛めなくなってきた」「知らずにヨダレが出ていた」「食べこぼしがある」「口が渇く」「喋るのがおっくう」といった話をされる方、また治療時にも、「以前よりも、口にお水が溜められなくなってしまった」と嘆かれる方がいらっしゃいます。
加齢と共に運動機能、認知機能が低下して虚弱となった状態を『フレイル』と呼びますが、口腔においても『オーラル(口腔)フレイル(虚弱)』という状態が、前述の状態なのです。
オーラルフレイルは全身の衰えと大きく関わってきます。
症状が進み、上手く食事が取れなくなると、栄養状態が悪くなり、体力的にも問題が出てきます。喋るのがおっくうになると外出や、人と会う事も避ける様になり活動が減るかもしれません。また、口腔機能が悪いと今後誤嚥する様になるかもしれません。そして、口腔内の細菌が原因で誤嚥性肺炎になり命に関わるかもしれません。
しかし諦めてはいけません。『オーラルフレイル』は早めに気付き適切な対応で改善出来る可能性があるのです。
また、オーラルフレイルにならない為の予防も大切です。
先ずは、治すべきところは治療して、しっかりと噛める様に!そして定期検診を!
虫歯、歯周病予防の為、また誤嚥性肺炎予防の為、適切な口腔ケアを!
口腔機能、滑舌を改善し維持する為に口腔体操、唾液腺マッサージを!
と出来る事を継続してやる事が重要です。
当院での指導、アドバイスで改善された患者様もいらっしゃいます。
先日も、「このままではダメだと思って口腔体操頑張っているの。そしたら頭もすっきり、お喋りも復活したの。」と嬉しそうに教えてくださった方、「カラオケに友達と行って歌う様にしてます。ご飯が美味しいです。」と少しずつ体重が増えていると報告して下さった方。
やはり継続が大事ですね。
また、お住まいの地域で行われている介護予防教室の中に口腔に対する講座もありますので、対象になられた方はぜひ、参加してみてください。
仲間も増えて楽しいと聞いてます。
長い人生、楽しみの一つが食べる事です。
健康長寿を目指して!
ご自愛下さい。
2018年10月3日 (水)
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